田中右紀
1965 佐賀県、嬉野市に生れる
1989 東京藝術大学大学院美術研究課程彫刻科修了
2000 個展、4ヶ月間ワークショップ・オランダ(ヨーロピアン・セラミック・ワーク・センター)
2003 “開キルン”田中右紀・セラミック・スタジオ設立
2003 長三賞現代陶芸ビエンナーレ1席、長三大賞受賞・名古屋
2004 個展、3ヶ月間ワークショップ・スペイン(ミューゼオ・デル・カンティ)
2005 第54回ファインツア国際陶磁ビエンナーレ入選・イタリア(ファインツア)
2005 CERCO国際陶磁展1席、グランプリ受賞・スペイン(サラゴッサ)
2009 第3回国際現代陶芸ワークショップ「ペリフェリア’09」招聘・スペイン(ガリシア)
2014 個展「Life」ギャラリー日常・韓国(ソウル)
現在、佐賀大学芸術地域デザイン学部 教授
武雄市の開キルンスタジオで陶芸作品を制作。今回はコラボレーションする柳健司の希望により、雲のシリーズを展示している。
展覧会のほんの少し前に完成した新作で、絶妙なバランスで立つ「積乱雲」と題された黒と白の作品からは、世界的な状況も相まって、原爆雲や温暖化による異常な天候、そして混乱している世界に対しての平和への希求も感じとれる。田中作品越しに、柳健司の作品を見ることは大いなる楽しさがある。