日本が鎖国をしていた時代。
ここ、環有明地域は、海外の技術や文化の唯一の通り道でした。
そのなごりとして、アートや工芸をはじめとする様々な資産がいまも息づいており、そこからまた、新しい何かが生まれようとしています。
私たちはその可能性に改めて目を向け、まだ世の中に知られていない九州の魅力と、私たちでさえ気づけていない新たな価値を発見し、それらを広く伝えていきたいと考えています。
この星の、あまりに広大な海を想うとき、有明海は非常に小さく、狭いエリアに過ぎません。
しかし、だからこそ育まれてきた文化がある。丁寧に守られてきた、豊かな自然がある。
ONE有明アートフェスティバルが、みなさんにとって新しい発見と創造のきっかけとなることを願っています。