中里太郎右衛門


陶歴​
1957    十三代太郎右衛門の長男に生まれる
1979  武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業
1981  同大学大学院修了
1983  太郎右衛門陶房にて作陶を始める
1984  第16回日展にて叩き青唐津手付壺「貝緑」初入選
1990  第22回日展にて「焼締壺90」特選受賞
第40回佐賀県展にて「焼締壺」県知事賞・
永竹威賞受賞
1991  佐賀新聞社文化奨励賞受賞
2000  佐賀銀行文化財団新人賞受賞
2002   十四代中里太郎右衛門を襲名する
2003  第50回日本伝統工芸展にて
「叩き唐津焼締壺」入選
以後2016年までに8回入選
2006   10月天皇・皇后両陛下の佐賀県行幸啓に
際し国史跡に指定された唐人町御茶碗窯
の御視察を賜り、御説明の栄誉を受ける
「叩き朝鮮唐津壺」佐賀県より両陛下へ献上
2007    日本工芸会正会員となる
2010    佐賀県陶芸協会の副会長に就任
2011   唐津市政功労者表彰を受ける
紺綬褒章受章
2020    中里太郎右衛門陶房敷地内に御茶盌窯記念
館を開館


16世紀から続く、唐津焼の十四代の中里太郎右衛門の貴重な作品の展示が叶った。唐津焼は、花や鳥、草木などの意匠を得意とし、土を感じさせるシンプルさと深みがあって、風格がある。真ん中に、当代の茶盌《唐津奥高麗茶盌》、隣に父・十三代の《唐津三島象嵌牡丹文茶盌》、その隣には祖父・十二代の茶盌《唐津刷毛目辰砂茶盌》と水指《唐津刷毛目辰砂草花文水指》が展示され、両脇の壁には五代の弟で絵師、日羅坊による軸が2点展示された。伝統の美と現代アートのコラボレーションはまさに今に生きるというテーマに合う展示となった。


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