原良介


1975年、神奈川県生まれ。画家。2000年多摩美術大学美術学部絵画学科卒業、2002年多摩美術大学大学院美術研究科修了。
「トーキョーワンダーウォール公募2001」大賞受賞。
2013-2017年多摩美術大学美術学部絵画学科非常勤講師。
2018年より青山悟、竹林陽一、原良介によるアートレクチャー、ワークショップシリーズを開始。
開催した主な個展にproject N 36 原良介・東京オペラシティアートギャラリー・東京(2009年)、原良介展・Yuka Sasahara Gallery・東京(2011年)、原良介-絵画への小径-・茅ヶ崎市美術館・神奈川(2012年)on a color / 色相の上・円覚寺龍隠庵・神奈川(2017年)など。
「しろいし緑の芸術祭」. 白石町妻山神社に作品が常設されている。


原良介の特徴は、色の発色やストロークに残る身体性を重視するため、重ね塗りをしない。その描き方はやきものに対しても同じ。
今回のやきものは「第1回しろいし緑の芸術祭」のために制作された磁器彫刻作品で、普段は白石町の妻山神社に設置されていて、特別にお借りした。月は〇、山は△、海は□というように、仙厓和尚の描く宇宙の原理を表現している。絵画は《色相/階段》のタイトル通り、色の階段となっていて、澄んでいる。原良介のピュアな描き方とおおらかな自由さは、不安定な時代に射す光にほかならない。


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